「貴彦」の気になる製品紹介 第5話:もとい顧客データ整備のお話
2024-4-12
貴彦(タカヒコ) ガジェット大好き「健一」の上司。いつも健一のガジェット情報を聞かされている。でも、本当はガジェットよりもスポーツが大好き。通勤カバンを重くして日頃から腕の筋トレに勤しむ。
はじめに
前回お伝えしました通り、「健一」の異動に伴い、引き続き「貴彦」がお届けします。
過去の「貴彦」「健一」のブログはこちらです。
今回のテーマ「顧客データの整備」
ガジェット大好き「健一」とのやり取りから始まった本ブログ。
そのため、IT機器スペックデータ提供サービスであるTOPPAGE(詳細はこちら)に関係した記事をお届けしてきましたが、マーケティング担当から、「あなたたちの興味や近況はいいから、うちのソリューションのことを書いて」と言われてしまい。。。
そこで、今回は私たちの得意領域である「顧客データ整備ソリューション」(取引先データ整備、法人データ整備も同義です)に関するお話をします。
企業はどんなビジネス形態であっても、必ず、お客様(顧客)データや仕入先などの取引先データを保持しています。
マーケティングや営業活動の中で顧客情報を社内システムに登録しますし、モノやサービスを購入・利用する際には取引先情報を登録していきます。
顧客データ整備って必要なの?
「顧客データを整備せずとも、うちの業務はうまくまわっている。なんで整備する必要があるの?」
と思われた方もいらっしゃるかと思います。
しかし、本当にそうでしょうか。
例えば、売上拡大やコスト削減を経営層から求められているが、なかなか効果が出せていないといったお悩みはありませんか。
売上拡大のために新規顧客獲得や、アップセル、クロスセルに注力しようにも、やみくもにアタックしては効率が悪いものです。
狙いたいターゲットを絞ったり、セグメントを分析したり、ホワイトスペース※を見つける必要がありますが、これらを行うには顧客データを分析・活用できる状態にする必要があります。
※ホワイトスペース:(定義には諸説ありますし、使われる場面によって捉え方は異なりますが、)自社あるいは自社のサービスが開拓できていない領域、分野のこと
また、顧客データや取引先データは存在しているが、登録時に契約締結や請求管理といった目先の用途に必要なデータしか入力していないので、データ分析などの別の目的にデータを活用できていないといったことはありせんか。
コスト削減どころか、インボイス対応などのデータ登録・管理業務が増えてしまい、多くのムダな時間が取られているということはないでしょうか。
これらのように、顧客データの品質が良好な状態になければ、マーケティング施策等にデータを活用することもできず、誤った分析結果も基づいて経営判断をしてしまうといったミスリードに繋がる可能性もあります。
また業務面では、場当たり的な仕事が慢性化してしまうと、社員のモチベーションにも影響が出て貴重な人材の流出に繋がります。
それは企業にとって、せっかく増やした売上や削減したコストがあっと言う間に吹き飛ぶくらいのインパクトとなります。頭の痛い話ですね。
昨今、データを取り巻く環境は急激に変化してきました。
多くの企業が、費用をかけてTableauなどのBIツールや、DWHを導入していますが、データの品質が分析や集計に利用できる状態でないと効果を発揮しません。
勢いのある企業ほど、データ利活用の重要性を認識し、「他社との違い」を出すために、データ利活用の環境を整え、必要な社員教育を行うだけでなく、データ品質を担保するためのデータマネジメント活動に多額の投資を行っています。
データをキレイにし、分析に資するデータ品質を担保するためには、データが産み出される上流から手を付けると効果的ではあります。
ここで言う上流とは、データを登録するシステムや体制、業務ルールに統制を利かせるというものです。
例えば、住所表記が揺れない仕組みをシステムに組み込んだり、顧客や取引先情報を登録する組織・役割を設けたり、その登録ルールを厳密にするといった具合です。
ただし、システムの改修には費用と時間がかかりますし、組織・役割の話になりますと、部門間の調整も必要となり、思うように進まないケースもあります。
この場合、上流への対策ではありませんが、既にあるデータを整備して目的の品質に整えていくことは、即効性のある有効な手法の1つです。
これが、NTTデータ バリュー・エンジニアが提供する顧客データ整備ソリューションです。
※組織的なデータマネジメント活動やデータガバナンス推進を支援するデータガバナンスソリューションも提供しています。
顧客データ整備はどうやって実施方法を決めるの?
では、NTTデータ バリュー・エンジニアの顧客データ整備ソリューションは、どのように提供開始するのかを紹介します。
まずは、お客様がお持ちのデータのサンプルやドキュメント、データを格納する環境や連携するシステム、業務フローといった情報を提供いただき、弊社で内容を確認します。
その上で、お客様がデータを使って実現したいことや目指す状態をヒアリングし、データ整備方針・納品イメージをご提案します。
お客様が、この提案内容に納得いただければ、実際の顧客データ整備支援を開始していきます。
さて、話が長くなりましたので、今回はここまでとしますが、次回は事例を交えて、より具体的な顧客データ整備の実施方法をお伝えしますので、おたのしみに!!
最後までご覧いただきありがとうございました。
(後編に続く)
顧客データ整備事例某製造メーカ様 : 有効な顧客データは約2割 顧客データ整備により大幅な業務効率化を達成 株式会社NTTデータ様 : 顧客リストを統合する手作業から解放され マーケティング活動に集中
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