元店長S森ブログ:(第25回)~生成AIってすごくない?
2025-12-23
IT未経験から第二新卒で中途入社したS森。気がつけば中堅社員に。朝に一日のやるべきタスクをすべて整理し、それを定時内にこなすことに全力を尽くす。オンオフをしっかり使い分けたうえで、仕事:家庭:趣味=「1:1:1」にするのが理想。仕事は合理主義だが義理人情に厚く、仕事の合間には社内の多くの人と会話を楽しむ。
はじめに
皆様こんにちはこんばんは。S森です。
先日4歳の娘に「きょうなんにち?」と聞かれ、「何日だっけね」と答えたら、
「じゃあ、『へいしり!』って言って、『きょうなんにちですか!』ってきいたらいいよ!」
と言われました。
なんという、デジタルネイティブ幼児達。
みなさま、今の子どもたちは恐ろしいですぞ……。
さて、今回は「生成AIってすごくない?」ということについて書いてみたいと思います。
今となっては、多くの方が当たり前に日常でChatGPTやGeminiなどを使っているわけです。
今更「生成AIってすごくない?」と言われたところで「知ってるわい!」って話なわけで……。
今回はあくまで30代半ばの会社員S森が、とても個人的に感動していることを、コラム的に書いてみようと思います。IT業界に勤める者として、たまにはITっぽいことも書かないと! ね!!
というわけで、皆様の「だよね~」の中に、少しでも「へ~」が加われば儲けもの、くらいの感じで。
よろしければお付き合いください。
勉強するのに最高のツール
ChatGPTなどの生成AIツールを使っていて、最近常に思うことがあります。
「なぜ自分の高校時代にこれがなかったんだ……!!」
自分で言うのもなんですが、現役で大学に受かれず浪人生活をしていたような私は、かなり受験勉強に苦労していたタイプです。
特に苦手なのが歴史!
私にはどうしても”ぶつ切り”の出来事を、ひたすら年代順に頭に詰め込んでいくような勉強しかできなかったのですが、生成AIは、その“ぶつ切り”の知識を見事に繋いでくれます。
例えば最近、織田信長の漫画を読んでいて、S森はふと思ったわけです。
「織田信長は天下統一ができなかったけど、徳川家康はできた。天下統一ってつまり何を指しているんだ?」
生成AIに聞けば、なんともわかりやすい回答を出してくれます。
ざっくりと、
・戦国時代は「日本を統べるもの」はいなかった。隣の県は今でいう“隣の国くらい”のイメージだった。
・それを徳川家康が天下統一し、幕府という日本全国を統治する中央機関ができたんだな。
ということがわかります。
そうすると、
「なるほど、幕藩体制というのは、今で言う内閣と地方知事の関係なのか。でも、どうしてこんなにキレイに全国統一したのに、江戸末期には倒幕運動なんか起きるんだろう?」
なんて疑問が湧き上がり、生成AIはこんな疑問にも鮮やかに答えてくれるわけです。
こうして、私が高校生の頃には繋がらなかった、戦国時代~江戸末期までの日本の全体像がストーリーになって繋がるわけなんですね。
この流れに乗れば、学生時代は詰め込みで覚えていた歴史用語(武家諸法度とか)が、「意味を持って」つながり始め、納得できるわけです。
いや、当時こういう勉強をしたかった!!
生成AIの魅力は、「知識の断片をつなげて整理してくれること」だと思い知る瞬間です。
同時に、今までは教科書→勉強者(私)という一方向であった勉強が、AIとの対話によって「双方向の勉強」(対話による理解促進)になるのがすごいと思います。
私は知識をそのまま詰め込むことが苦手で、「自分の理解に落とし込み、自分なりの言葉で語れるようになる」というのが好きなのですが、生成AIはまさにこれにピッタリだなと思わされます。
私はこんな感じで、「カオス理論の内容と影響」や「仏教の教義」などを最近ざっくり勉強しました。
昔、わかりたかったけどわからなかった知識の断片があれば、是非いま生成AIに聞いてみてください。
ちょっとした学習の快感を味わえて、おすすめです。
もちろん仕事にも役に立つ
私は育休明けより、IT現場の仕事から、人事施策や組織開発のような仕事に携わらせていただいておりますが。
なにぶん初めての経験のため、こういったことに知識がない!
……ということを補完してくれるのも、生成AI!
というわけですね。
もちろんわからないことの「知識を埋めてくれる」のもそうなのですが、知識部分だけではない。
もっと明確な回答がない部分についても助けになるなぁと思います。
例えば、これは個人的な体感なのですが、プレゼン資料作るのひとつとっても、今まで現場の人間として必要だったのは「報告書」作成のスキル。
対して、今のような組織開発系のプロジェクトにおいて必要なのは、「企画書」作成のスキルだなぁと思うのです。
ドラマとかで、広い会議室にて、重役がお誕生日席に座り、
「じゃ、報告よろしく」と振られて、部下が喋っているアレが「報告書」。
大手メーカーが新商品発表会で、スピーカーが会場を沸かせてるのが「企画書」。
完全に私の主観でしかないのですが、違いが伝わりますでしょうか?
前者はわかりやすさ、後者はそれとともに「ワクワク感」が必要に思います。
上記の意味における「企画書」で、全部文字だらけのわかりやすい資料って、なんか場違いな気がしますよね?
そして、私は前者の経験はたくさんあれど、後者の経験がほとんどありませんでした。
でも、こんなの調べようがなくないですか?
上のようなニュアンスで、「企画書」というものの作り方を説明しているページを、玉石混交のインターネットから探すのは困難です。
でも、生成AIなら、対話の中で私へのヒントを多分にもらえます。
そんなやりとりの中で、解答はもらえなくとも自分の中で答えが定まっていく感覚があるのです。
前段で話したことが「なんで勉強がんばってる時代に生成AIがなかったんだ……!」の話だとするならば、この話は「仕事をがんばってる時代に生成AIがあってよかった!」の話ですね。
その分野にそこまで精通していない人がAIを用いて業界を驚かせる結果を出す、といったニュースをたびたび耳にしますが、生成AIのおかげで未経験分野に対するハードルはかなり下がったのではないかなと感じます。
まとめ
今回は、生成AIってすごくない?という話をさせていただきました。
生成AIの功罪については様々な議論がなされるところではありますが、私としては「答え」ではなく「考えるヒント」をもらうためには、非常に便利なものであるなと思う次第です。
『本当になんでも知っているメチャクチャ賢い人に、なんかわからないこと、モヤモヤしていることをポンポン聞いてみると、なんかそれっぽい答えを返してくれることで、こっちの思考がどんどん整理されていく』……みたいな。
2025年末のS森の体感はそんな感じです。
あまりにも急速に発展していくこの時代。
1年後は、この記事を見てどんな感想を抱くのでしょうね?
そんな楽しみも抱えつつ。
弊社NTTデータ バリュー・エンジニアでは、そんな生成AIの活用した業務改善や新たな価値の創出を全力で推進しています。
また、全社員へのレベルに応じた段階的な研修や、大胆なチャレンジへの後援も行っています。
ご興味がありましたら、ぜひ採用ページなどもご覧くださいませ。
※タイミングにより募集していない場合もあります。その際はしばしお待ちくださいませ……。
こんな感じで、このシリーズでは中堅社員の感じる”リアル”を発信していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。 ┏○ ペコリ
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