データ活用の現場より:(第1回)料理好きとデータの世界
2022-11-14
このブログはリアライズの中でもデータ活用を推進しているグループのメンバーが、実際に体験し、奮闘してきた経験を元にデータ活用に向けたノウハウや勘所をお伝えしてまいります。今回は料理大好き「ヒラタ」が担当します。
はじめに
はじめまして。料理大好き「ヒラタ」です。
リアライズで、データ活用を推進するグループの中間管理職をやっています。
リアライズ歴は足掛け15年ほどになり、様々なお客様のデータを見させていただいてきました。
まずは簡単に自分の紹介を。
趣味は「食」です。
食べること、飲むこと、もちろん作ることも大好きです。
食べ歩き、飲み歩きもガンガンしたいところですが、コロナ禍だったり家庭の都合もあったりするので、できる範囲で楽しんでいる毎日です。
料理をするようになったきっかけはTV番組の「料理の●人」でした。
凄腕のシェフが、食べたこともないような料理を作っているのを見て、自分もやってみたいと思ったのでしょうね。
それを見て最初に作ったのが、麻婆豆腐でした。
料理本を買ってきてレシピ通りに作るだけですが、初めてでそうそううまくいかず、1~2週間ずっと麻婆豆腐を作り続けていました。
とろみが緩い/固い、味が薄っぺらい、肉が少ない、辛さが満足いかない、、、技術不足は当然ありながらも、より美味しいものにするためにと、繰り返したものでした。
別に中華にこだわっていたつもりはなく、イタリアンだったり和食だったりも作るのですが、自分が好きで「食べたいもの」を優先的に作りたくなるものですね。
料理をちゃんと作ろうとすると。
料理全般に言えることですが、ちゃんと作ろうとすると手はかかるものです。
・レシピを理解する
・食材を買いに行く
・食材の下ごしらえをする
・調理する
だいたいこんな流れですが、各工程には作る料理によってやることや、知っておくことが多岐にわたるのは、ご存知の通り。
そう考えますと、昨今のレトルトや、●●の素といった料理を「簡単に手早く」させるものの進化はすごいなぁと感じざるをえません。
麻婆豆腐の素のように、特定の食材をあわせて火にかけるだけのもの。
カレーやパスタソースのように湯煎してかけたり、レンチンするだけのもの。
食材に和えるだけであの料理が!的なもの。
TVでも常に新しいものが取り上げられ、料理に馴染みがない人でもおいしく作れるというのは、素晴らしいことだと思います。
……ですが、ちょっと物足らないとか、思っていたのと違う。ということありますよね?
データも扱いやすい時代になりましたが、、、
データの世界も料理と、同じなのでは?と昨今思う次第であります。
大量のデータをいかにビジネスに活用するか!というこの時代。
分析するために、簡単にデータを集計してグラフにすることができるBIツールは切り離せないでしょう。
もちろん、うちの会社でも使っています。
私の場合だと、はじめて使ったBIツールはTableauでしたが、それを触った時、おっ!簡単!すごい!!
なんかそれっぽいダッシュボードできる!!と思った反面、どこか不安な感じを覚えたのを記憶しています。
データソースを取り込み、シートで表示させたい項目をドラッグ&ドロップしたら、ツールが判断してバババっと集計・グラフ化をしてくれる……。
しかし、細かく見てみると、
あれ?なんか件数や合計値が合わなくないか?
おや?想定しているよりも分類が細かく分かれていないか??
え??なんか100%より大きくなってる……って、どういうこと?
ということがチラホラ。
結論から言うと、データを理解しないで機械任せにしてしまうと、思ったものと違う結果を返されるんですよね。
機械は悪くないんです。指示されたことをやっているだけなので。
ただ、自身がやりたいことに対して、自身がデータの単位、状態、癖をわかっていないと正しい結果が得られないことがある、ということ。
見栄えの良さに満足し、チェックもせず、誤りに気づかずに上司やお客様にレポートを出してしまう……なんて考えると恐怖です。
分析や可視化をしようとすると、そのデータをきれいに使えるようにしなければならないのですが、こちらはまた別の回にて詳しい事例をご紹介します。
実際、データサイエンティストは80%の時間をプレパレーションに割いているという話もあるように、美味しい料理も、データ活用も。ひと手間を惜しまないことが大切ですね。
おわりに
初回なので何を書いてよいか、つい自己紹介に長きを費やしてしまいました。
なるべく定期的に、具体的な体験を交えてデータ活用について書いていこうと思いますので、今後も「データ活用の現場より」を、よろしくお願いします。
料理大好き「ヒラタ」でした!
※記載内容は執筆当時のものです。株式会社リアライズは2023年1月1日に株式会社NTTデータ バリュー・エンジニアに社名変更しました。
次回のデータ活用の現場よりお肉をしっとりとやわらかくジューシーに仕上げるためには●●を意識することが大切? |