セミナーレポート:データマネジメントを軸としたDX推進の心得 2021/4/15開催

新型コロナウイルスの感染拡大は私たちのビジネス活動を一変させました。

企業は新常態におけるビジネス再構築のためデジタル変革に迫られています。

これまで以上にデータやデジタル技術の活用が加速している中、競争優位性を確保するためにDX推進へ意欲的な企業も増加しています。

このDX推進の鍵となるのがデータマネジメントです。

 

データマネジメントを行い「データの可用性」「データの信頼性」を高めることで、正しく効果的に利活用するためのベースを作ることができます。

また、そのデータの品質を維持するアセットマネジメントを行うことで、データ資産価値を向上することができます。

 

本レポートは、DX推進に欠かせないデータマネジメントと、適切に維持運用するためのポイントを解説しています。

 

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■セミナー開催日:2021年4月15日

■「データで語れる企業を創る!データマネジメントを軸としたDX推進の心得

~一時しのぎで終わらせないアセットマネジメントがDXの鍵!~」(講師:櫻井)

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■「データマネジメント」に不可欠な戦略策定と人的要素の整備

データマネジメントを専門とするリアライズでは、自動車メーカーやカタログ通販会社、IT機器メーカーなど幅広い顧客に対し、データマネジメントの定着化支援から顧客データの整備・管理支援など多岐にわたってサービスを提供してきました。

「データの活用」を行うため、まず入り口として必須なのが、顧客データや商品データのマスタを整えるマスターデータマネジメント(MDM)を行い、データ品質を高めることです。

これにより、データを正しく効果的に利活用するためのベースを作ることができるのです。

また、そのデータ品質を維持するアセットマネジメントを行うことで、データの資産価値を向上させることができます。

このアセットマネジメントを機能的に実施するために顧客内のデータマネジメントチームの編成を作ることもあります。

データ活用の課題を解決するためには、下記5つの検討要素があります。

 

1. データアナリストやデータスチュワードといった「体制・役割」の任命

 

2. データカタログや監視ルールなどの「ルール・プロセス」策定

 

3. 組織内の誰しもが行えるよう「マインド・教育」の実施

 

4. 上記を効率的に実施するための「ツール」導入

 

5. データを活用する目的・効果を定める「データ戦略」の策定

 

データ戦略こそが最も重要で、戦略ありきでなければ正しくデータを活用する仕組みを構築するのは難しいものです。

 

 

日本企業が直面する課題とDXで期待されるデジタル変革

「企業が直面しているこれからの課題」として、人口減少にともない労働力人口が減少傾向にあるのにも関わらず、設備・機器がどんどん複雑になっています。

 

スペシャリストとしての人材確保が難しくなる中、企業には生産性や安全性、モラル、環境配慮まで向上させることが求められており、悩ましい問題となりつつあるのが実態です。

 

日本は生産性の低さが問題視されており、その向上が企業にも求められるのは必然です。

ここに、データの活用が求められている背景があるのです。

生産性向上のために、近年推進が叫ばれているのが「デジタル改革」=DX(デジタルトランスフォーメーション)です。

 

経済産業省でもDXを「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義しており、データやデジタル技術の活用を軸に、ビジネスに関わるすべての事象に変革を起こすべきだと提言しています。

とはいえ、企業の変革は簡単にできるものではありません。

 

しかし、プロセスを再構築し、業務そのものを見直して働き方に変革をもたらすことなら徐々に始められるのではないでしょうか。

 

 

■5G×IoTで実現が期待される、新たな「アセットマネジメント」とは

DXを生み出すデータやデジタル技術の活用の1つとして、「IoT(Internet of Things:モノのインターネット)」があります。家電などのモノ自体をインターネットにつなげることで、より便利なサービスを提供しようというものです。

VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)、3Dホログラムなどと組み合わせ、「どこに何が設置され、どういう状態なのか」が判れば、災害や事故の検知や影響予測も容易になり、サービスレベルを最大化し、コストを最小化するアセットマネジメントが実現する可能性もあるのではないでしょうか。

そうしたリソースマネジメントを実現するのは、様々なデータの統合が必要となります。

どんなに5GやVRなどの優れた分析環境が整っても、リソースの統合ができていなければデータの活用はできません。

それを理解した上で、1つずつ解消していくことが大切です。

 

では、具体的なリソース統合は、どのように考えていけば良いのでしょうか。

詳しい解説については下記のセミナー動画をご覧ください。

 

 

 

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※記載内容は執筆当時のものです。株式会社リアライズは2023年1月1日に株式会社NTTデータ バリュー・エンジニアに社名変更しました。

 

 

 

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