新年のご挨拶:データを真の『次のオイル』にするために ~DXもイノベーションも要になるのはデータマネジメント~

このコーナーは、リアライズ社長の大西が発信するブログです。最近の出来事や、今後のビジネスへの考えを綴っています。

 

 

新年、あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

  

▼『データなんて重要じゃない』-もはや経営者は口が裂けても言えない

AIやIoT、デジタルマーケティング・・・ITの進化と浸透により、ネットだけでなくリアルの世界でもヒトやモノのあらゆる動きがデータで取得することができるようになりました。

こうした膨大なデータ(ファクト)を自社のビジネスや業務で有効に活用したい、さらには、それを自社の商品やサービスに組み込んで価値を高めていかないと、人口減により縮小していく日本マーケットで勝ち残れない、という危機感を抱かれる経営者が増えるのは必定といえます。

 

しかし、膨大なヒトやモノに関するデータが取得可能になり、「既存の組織や部門を横断して、ダイナミックにビジネスで活用していきたい」といった局面で何が起きるか?

 

分析対象となる顧客や商品・部品等に関わる基軸データが社内の様々なシステムに散在し、「整合が取れていない」、「粒度が合わない」、「精度に難がある」、「データカタログが整備されていないため、どのシステムにどのデータが存在し、それらがどのように連携しているのかが可視化できていない」といった現状に必ず直面します。

 

これまで個別部門の業務処理を目的として構築されてきたシステムの中のデータを活用しようとすると、それらを「全社的なビジネスで活用可能な状態」に再編成し直すためのデータマネジメントの取り組みが必要不可欠となります。

 

データサイエンティストの約8割の時間はデータ前処理に割かれている」といわれて久しいですが、その実態は相変わらず発生しております。いくら便利なツールを入れても活用の源泉となるデータが整備されていなければ、「データの民主化」は、夢のまた夢でしかありません。単に、“データレイク等の基盤を導入するだけでは、無秩序なデータの「泥沼」を生み出すだけ“と気付く企業が少しずつ増えてきています。

 

この状況は、産業界だけでなく、公共や金融といったあらゆる分野で起こってくるでしょう。 

 

▼求められるデータプリパレーション

当社の得意領域であるデータプリパレーションがさらに脚光を浴びる時代に着実になってきており、これからもお客様のデータ活用を強力にバックアップしていきたいと考えています。

 

特定のデータ領域に特化し、AI等を駆使した廉価版のデータプリパレーション・サービスを企画するなど、引き続き「データマネジメント」を推進するカテゴリー・イノベーターとして2020年も積極的なチャレンジを続けていきます。

 

これからもリアライズはずっと、データをかけがえのない価値、他社に負けない強みにしていく活動をお客様と一緒に、寄り添って参りたいと考えております。

 

本年もどうぞ、宜しくお願い申し上げます。

 

2020年1月1日

株式会社リアライズ

代表取締役社長  大西 浩史

 

 

 

※記載内容は執筆当時のものです。株式会社リアライズは2023年1月1日に株式会社NTTデータ バリュー・エンジニアに社名変更しました。

 

 

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