とある交流会にて
このコーナーは、リアライズ社長の大西が発信するブログです。最近の出来事や、今後のビジネスへの考えを綴っています。
先日ある方のご紹介で、とある交流会に参加してきました。
IT業界の重鎮の方やユーザ企業の情報システム部門の方、ツールベンダーの幹部の方からIT関連の教育に係る方まで、様々な分野から様々な方面で活躍されている方々が集っています。
まず始めに緊張しながら「私は、システムの中の血液であるデータを正しく直したり、活用可能な状態に維持するお手伝いを通じて、システムがユーザの業務改善やビジネスにとってより役に立つようにする会社です」と自己紹介させていただきました。
当社の事業は、私自身がユーザ部門にいたときに経験から
「データマネジメントできっとみんな困っているはずだ!」
という思い込み(笑)で立ち上げたものです。
独自のサービス領域が“売り”であるのですが、他に同様のサービスをやっている会社もないので、普通、初対面のこういう場では当社の事業内容について短時間でご理解いただくのに必ず苦労するのです。
ところが、今回は
「自社のデータに問題がない企業なんてどこにもない。すごく大切な仕事をしていらっしゃいますね。」
という皆さまの反応で、さすがに経験豊富な目の高い方々は違うなと感服しました。
参加者の中にユーザ企業の情報システム部門の方がいらっしゃり、
「まさに今こういう問題に直面していて、困っているんですよ!!」
という話しで大いに盛り上がりました。
早速、具体的な打ち合わせの日程調整をいただけること。
この交流会に参加しなければ、こういう出会いのキッカケも生まれなかったわけですから、ビジネスというのは本当に「ご縁」で紡ぎ上げられるものだと心から感じます。
当社のビジネスの話ばかりではなく、それぞれのテーマで話題が広がり、自分のこれまでやってきたこと、これからやりたいことが問われます。
普通に社業のみに携わっている範囲では聞けない話、触れれない話に接して視野を開くことができ、あっという間の楽しい数時間でした。
その話題の中で、ある方から問題提起がありました。
「IT業界は元気がない。精神的に参ってしまう人がたくさんいて、このままでは魅力的な産業に育たない。」
おっしゃるとおりと感じました。
私は、システム開発会社の幹部の方々とお話しする機会が多いですが、一様に皆さん、メンタルの問題を話題にされることが本当に多いと思います。
結局、「人が人のことをお互いによく”見ている”こと」しか解決策がないのでは。。。
でも、それをどうやって実践していけば良いか。。。
などと考えていると、帰りの電車の中で思わず「う~ん」と唸ってしまいました。
これからIT業界に足を踏み入れてくる若い人たちのために、今は答えが全くありませんが、我々がよくよく考えていかねばならないテーマであると感じます。
ちなみに、何の解決策にもならないかもしれませんが、私がやっている家庭菜園は、土を触って野菜と向き合っていると結構精神衛生上良い気がします。
植物を育てたりするのも、もしかしたら効果があるかもしれないですね。
またまた、ものすごく個人的な話にお付き合いいただき、ありがとうございました。
※記載内容は執筆当時のものです。株式会社リアライズは2023年1月1日に株式会社NTTデータ バリュー・エンジニアに社名変更しました。