■2010年度キックオフ

このコーナーは、リアライズ社長の大西が発信するブログです。最近の出来事や、今後のビジネスへの考えを綴っています。

 

少し前の話しになってしまいましたが、先日今年度の全社キックオフを行いました。
4月から新しい仲間が何人も増えて、古参も比較的新しく入社した社員たちとも、一様にみな緊張感とやる気を漲らせ、頼もしい顔立ちが嬉しかった。

私から3つほど、今年度の重視したい取り組みについて大きな方針を述べ、メインイベントであるマーケティング営業部、データマネジメント事業部、コンサルティング事業部、情報戦略部、経営企画部の各部長の部門施策のプレゼンテーションへ。

それぞれについて事前に説明を受ける訳でもなく、ぶっつけ本番ではじめて耳にした訳ですが、私の意志を知らず知らずのうちに吸い込んでくれていて、感動するほど的確に私が取り組んでほしいことを力強く目標に掲げて、並々ならぬ目標達成への思いを語ってくれました。

こういう瞬間は、まさに経営者冥利に尽きますね。

身内の話しを自慢話のようにするのは良くないと思いつつも、もう少しだけ、そのキック オフの際に嬉しかった社員の行動について自慢話をさせてください。

年二回、“社員が自発的にチームをつくり、自分たちの会社を良くするための活動テーマを自由に設定して改善活動を行い、経営側がそれをバックアップする”現場改善活動の発表会をやっていることは、以前このブログでもご紹介させていただきました。

今回嬉しかったのは、社員たちが自発的に「自己啓発倶楽部」をつくって、各種資格への挑戦をしていてくれたこと!

忙しい業務の中で自身のスキルアップを図るのは、なかなか一筋縄ではいかない。
それをお互いに「宣言」してしまうことで退路を断ち、弱いところを補完・相談し合うことで、全体としての能力を高めようという、ある社員の発案からなる取り組みです。
既に、何名かの資格の習得はほぼ確実とのことで、成果も現れているようです。

「誰かから指示されてやったこと」よりも、「誰からも言われず、自らの意志で何かをやること」の方が、私は何十倍も何百倍も素晴らしいことだと思うし、その人自身の成長にもつながり、次代を切り開いていく生命力になると考えています。

そういう素晴らしい社員たちに当社で出会えたこと(まあみんな個性的で、私の言うことなど聞かないですが:笑)、企業理念を実現するために自律的に各人が動き出していることを、心から嬉しいと感じました。

『自分(創業者)がいなくなっても、社員が自律的に会社の理念に基づいて行動し、今日よりも明日、明日よりも明後日、会社を良くしていこうとする会社』がどんなビジネス環境下においても最も強く、かつ、最も持続性のある組織だと、私は確信しています。
まだまだ発展途上ですが、うちの会社はそうなっていくポテンシャルが非常に高いと感じています。

クラウドや仮想化など、どんなにアプリケーションやITツール、ネットワークインフラなどがどんなに進化しても、唯一変わらない存在が『データ』なのですから。
我々のビジネスは洋の東西を問わずニーズがあり、成長のチャンスは企業や個人のありとあらゆるライフイベントを通じて存在し、IT化の進展に伴ってこれからも増加の一途を辿るであろうと確信しています。

今年度も良いスタートが切れました。
これから日々の積み重ねを大切に、そして、「データマネジメントの重要さ」をさらに世の中に広く訴えかけ、その基本的な考え方を普及させていく活動に全身全霊を賭して取り組んでいきたいと決意しております。

最後まで、私の個人的な嬉しかった話にお付き合いいただいて、ありがとうございました。
また、仕事の話だけでなく、色々と徒然なるままに書いてみたいと思います。

 

 

 

※記載内容は執筆当時のものです。株式会社リアライズは2023年1月1日に株式会社NTTデータ バリュー・エンジニアに社名変更しました。

 

 

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