DAMA日本支部設立記念セミナーについて

このコーナーは、リアライズ社長の大西が発信するブログです。最近の出来事や、今後のビジネスへの考えを綴っています。

 

DAMA-「ダーマ」と読みます-といっても、その存在を知る人は日本ではほとんどいないと思います。

当社が長年携わっているデータマネジメントの分野で、専門家の輩出や企業・組織におけるデータマネジメントを担う役割の定義などの普及・啓蒙を目指す国際的非営利団体-「DAMA(Data Management Association)インターナショナル」があります。

全世界のデータ専門家のために設立された組織であり、世界各地に40の支部を持ち、7,500名を越える会員を擁しています。

アジアでも、インド・中国・韓国等において既にDAMA支部設立の動きがあり、これに遅れじと、日本でも当該分野に携わる有志が集まってDAMA日本支部を立ち上げるボランディア活動をしており、私も「企画担当理事」として参画しています。

DAMAインターナショナルの特徴は、特定のベンダーや技術、手法に依存しないことを大前提として、その運営も個人会員による自主的・自発的なボランティア活動であることです。

データや情報、知識をエンタープライズの重要な資産として管理する必要性の理解を促し、日本支部としても、AMAインターナショナルの基本原則に従って、

①専門家がデータ・ 情報資源の管理に関する考え方を学習し、造詣を深めること、

②メンバーが各分野で活躍する専門家とネットワーキングできる場を提供すること、

③DAMA-Iおよび各支部との交流を通じて国際的に視野を広げ、教育・セミナー等を通じてデータ・情報資源管理の概念を国内に普及させること、

を目的としています。

DAMAインターナショナルが上梓したデータ・情報資源管理の標準化のためのデータ管理知識体系-「Data Management Body Of Knowledge(DMBOK)」が昨年末に日本語訳されましたところであり、DAMA日本支部でも、このDMBOKを核として、普及・啓蒙活動を行っていく予定です。

このDAMA日本支部設立記念セミナーが2010年11月15日に開催されることが決定しました。  

有志の皆さんも私も忙しいビジネスの合間を縫って草の根的な活動をしておりますが、これも「データマネジメントの重要さを世の中に広めていく」ための小さな一歩として一生懸命取り組んでおります。

また、こうした個人のボランティアにより支えられた団体の活動も重要ですが、ユーザ企業様に対してより実践的なデータマネジメントへの取り組み手法や具体的な事例の情報、世の中に出ていない現状の実態調査などを行うための組織的活動も重要と感じており、DAMA日本支部と密に連携した形でデータマネジメントの重要さに対する意識の向上、盛り上げのためのアクションにこれからも取り組んでいきたいと思っています。

いずれにしましても、今はDAMA日本支部設立記念セミナーの成功に向けて有志一同がんばっております!
是非少しでも多くの方にご参加いただきたく、この場を借りてご案内させていただきました。

PS.少し前のことですが、IT Leadersの連載記事3回目がアップされました。
皆さん、お時間あるときに読んでいただけると嬉しいです。

記事はこちら≫ https://it.impressbm.co.jp/articles/-/8565

 

 

 

※記載内容は執筆当時のものです。株式会社リアライズは2023年1月1日に株式会社NTTデータ バリュー・エンジニアに社名変更しました。

 

 

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