【リアライズ通信(201207)】
このコーナーは、リアライズ社長の大西が発信するブログです。最近の出来事や、今後のビジネスへの考えを綴っています。
いよいよ夏本番、節電のためには致し方ないですが、あまり涼しくないオフィスがつらい今日この頃ですね。
土日は少年野球のボランティアコーチのため、朝から夕方まで小学校の校庭で子どもたちと一緒に汗を流しているので、顔と二の腕から下だけが真っ黒です。
『大西さん、ゴルフですか(良いですねぇ)』と言われることが多いのですが、ゴルフ場でもビーチでバカンスでもなく、毎週小学校の校庭で子どもたちと白球を追いかけているからなのです(笑)
さて、当社事業の方は第1四半期に引き続き、多くのお引き合いをいただいており、体制強化のために人材の大幅な増強を進めているところです。
当社が取り組む『データマネジメント』という分野は大変重要でもまだ認知度自体が低いため、当社側の期待・要求に沿う人材と巡り合うことが難しく、最終の採用面接まで残ってくれる人材は相当の母数から集めても数少ないのですが、当社の企業理念-『Make IT Real Business~システムの中の”血液”であるデータの価値を高めることで、ITをもっともっと実ビジネスに活かしていく~』-に共感し、ともに行動してくれる同志をたくさん集めていきたいと考えております。
最終面接を多く行うにあたって、「当社がどういう会社か?」を面談に来ていただく採用希望者の方々はホームページで見てこられるでしょうから、お客様や株主、従業員に対して当社が約束していることを再確認しようと考え、改めて対外的に表明している企業理念やビジョンを読み返してみました。
【企業理念】
Make IT Real Business
~ データ資産の付加価値を高め、情報社会の活性化に貢献します ~
ITは本当に実ビジネスを手助けする役割を果たし、世の中の役に立っているのか?
そんなシンプルな疑問が、我々Realizeの原点です。
-高度化とともに複雑化を遂げるITを実際のビジネスと調和させ、真の目的である業務の合理化や戦略化を実現するためには、システムの中に流れる「血液」、つまり、「データ」の可視性や再利用性、信頼性等を高めることが最大の課題です。こうした課題を解決するため、お客様のデータ資産の付加価値を高め、リアルなビジネスを加速させる-
Realizeは、ITをRealに活かせるものとし、情報社会の活性化、ひいては豊かな社会の実現に貢献していきます。
【ビジョン】
『 Data-Centric Business Innovator 』
システムの中のデータを、特に、異なる企業・組織同士が情報をやり取りする電子商取引の世界においてどう識別するか、可視化するか、正確性を保つか、探しやすくするか、戦略立案のために活用するか、等の課題をお持ちではありませんか。
また、システムを導入したものの、データの再入力や転写の手間が逆に増えてしまい、思ったほどの利便性や合理化効果が実感できない、という声が多いのは何故なのでしょうか。
そんなシンプルな疑問が、我々Realizeの原点です。
ITがどんなにインテリジェント化しても、“そのデータが本当に正しいか”は目視でしか判断できないように、膨大に発生するデータを「情報財産」とするためには、鋭いチェックやプロフェッショナルな正規化作業が必ず必要となり、それを施さないデータは単なる「ディスク容量を食い潰すお荷物」となってしまうからです。
同時に、データの発生から消滅までのライフサイクルを見つめ、その運用の最適解を導き出さない限り、「情報財産」として活用できないのみならず、無駄な手間が増えて「使われないシステム」が出来上がってしまいます。
一昔前までは「ハードは、ソフトがなければ、ただの箱」と言われていましたが、業務上ITが切っても切り離せないこれからの世の中では、「ソフトは、その中に流通・蓄積されるデータが有効に活用できないと、ただの処理道具」となるでしょう。
情報を集約する、情報を加工する、情報を整理整頓する、情報を分析する、情報を検証する、情報をデリバリーする ・・・
私たちは、情報を中心とした新しい仕事をプロデュースし、お客様業務の効率化・高度化を提案し続けます。
これらの宣言文は10年以上前、社内ベンチャープロジェクトから独立会社として設立した当初に書かれたものであり、ちょっと古臭い表現もありますが、今読み返してもそんなに色あせていないと感じます。
ちなみに、先日私が寄稿したCIOマガジンの【特別コラム】「今こそ、データマネジメントの実践を」でも、ほとんど同じことを書いています。
アプリケーションはテクノロジーの進化に応じて時代とともに新しいもの、より良いものに置き換えていくことができますが、その企業・組織にとってデータは代替がどこにもない情報資産であり、この資産の価値を高めていく不断の営みこそがクラウドやビッグデータの時代にもより一層求められるのは必定です。
スマホやi-Padなどのマルチデバイス化の急速な伸展やご高齢の方など利用ユーザの多様化、複数データソースの組み合わせ・掛け合わせによる高度な分析ニーズなどに対応していくためには、益々データの品質(精度だけでなく、表現力やスピード、属性の豊かさなどを含み)が問われ、その価値の大小が企業にとっての売上や利益に直結してくるようになると考えます。
久しぶりに自社の企業理念等を読み返し、当社がお客様に対して、ひいては社会に対して果たしていかなければならない役割の重要さを改めて実感した次第です。
以上、毎回長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また来月のリアライズ通信でお会いできたらうれしいです。
※記載内容は執筆当時のものです。株式会社リアライズは2023年1月1日に株式会社NTTデータ バリュー・エンジニアに社名変更しました。