【リアライズ通信(201211)】
このコーナーは、リアライズ社長の大西が発信するブログです。最近の出来事や、今後のビジネスへの考えを綴っています。
リアライズの大西です。
11月の出来事や四方山話を皆さんにお伝えしたいのですが、今月もたくさんの話題があり過ぎてずっとどんなテーマにすべきか悩んでおりました。
小さなことから大きなことまでたくさんのリアライズでの出来事や成果があった中から、今回は先日開催された(社)日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)の理事会の模様についてご報告をしたいと思います。
私が理事兼運営委員長を務める(社)日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)の理事会が11月12日に開催されました。
昨年4月の活動開始時点では、たった24社からスタートした当コンソーシアムですが、今やユーザ企業会員約70社、ベンダー企業会員35社、特別会員2団体という、100社を超える陣容の組織へと成長しました。
理事会では、今年度10個立ち上がった研究会の各リーダーから活動状況の発表が行われ、各研究会ともに、参加メンバーの課題意識を合わせて、どのような活動方針で今後どのようなアウトプットをつくっていこうとしているのかが示されました。
テーマ1: 企業におけるWebコンテンツ 管理とソーシャルデータ活用研究
テーマ2: 統合マスタ構築(商品、部品)と 運用の勘所研究
テーマ3: 今こそ見直そう、データ(見える化)経営のあり方
テーマ4: 顧客獲得、顧客サービス強化のためのデータ活用研究
テーマ5: 最新技術の研究と実現アプローチ法の構築
テーマ6: 海外先進事例に学ぶ行政データ マネジメント研究
テーマ7: データマネジメントに関する“悩み事”-本音トークコミュニティ
テーマ8: データマネジメント実態調査・研究会
テーマ9: 情報活用成熟度モデルの研究会
テーマ10: データマネジメントの基礎概念を定義する研究会
テーマ1から7までの研究会については、まさに日本企業のIT部門ならびに政府機関が取り組まなければならない、ユーザ企業により厳選されたテーマが設定されています。
これらの課題に対して傍観者的にいることは、もはやあり得ないと思います。
テーマ8~10の研究会は相当難しく、かつ、必ずしもユーザ企業の目の前の課題を解決するに直結したテーマとはいえませんが、データマネジメントという概念とその必然性、切迫感を世の中にお伝えしていくためには重要な取り組みだと思います。
私を含めて、各研究会リーダー中心に試行錯誤がされていますが、是非一人でも多くの方にご興味、関心を持っていただき、一緒に研究会活動していけたらうれしいです。
また、22社の理事企業の幹部の方々がご多忙の折にもかかわらず出席いただき、活発な意見交換と運営上の課題に対するディスカッションが行われました。
会員企業が一気に増えて、今年度は研究会が10個も立ち上がったのですが、運営を支えるべき運営委員会の私含めたメンバーが手一杯になってしまい、研究会の活動サポートやそれぞれの研究会同士での連携の場づくりなどについて十分なフォローが行き届いてない状況になっていることが目下最大の悩み事です。
また、会員企業の皆さんがJDMC活動へ気持ちよく参加していただける下地づくりとして、IT部門長への理解・協力を仰いでいくような活動も十分ではなかったと反省しています。
多くの反省・改善すべきご指摘事項を理事の皆さまから忌憚なくいただいた訳ですが、それだけJDMC活動への深い関与とご期待をいただいているからです。
それを大変ありがたく思うとともに、リアライズの経営・事業運営との両立で体力的には相当きついのですが、この活動を大きく育てていくため、できる限りの努力を続けていきたいと決意しております。
データマネジメントへの取り組みは、「データは企業にとって代替えの効かない重要な資産である」というフィロソフィーを経営レベルから現場レベルまでに浸透・定着化させる戦いなのだと、お客様のデータマネジメントに関わるプロジェクトを支援していて、最近強く思うところです。
その戦いを少しでも後押しするファンダメンタルづくりにJDMCとして貢献していくことができればと願ってやみません。
さあて、今年も残すところ後1ヵ月、全力疾走を続けたいと思います!
※記載内容は執筆当時のものです。株式会社リアライズは2023年1月1日に株式会社NTTデータ バリュー・エンジニアに社名変更しました。