【リアライズ通信(201301)】

このコーナーは、リアライズ社長の大西が発信するブログです。最近の出来事や、今後のビジネスへの考えを綴っています。

 

新年、あけましておめでとうございます。
旧年は、たくさんの皆さま方に支えていただき、本当にお世話になりました。
本年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

年末のご挨拶でも触れさせていただきましたが、2012年は、当社リアライズにとって文字どおり『躍進』の年となりました。
それもひとえに、皆さまからご愛顧の賜物と深く御礼申し上げます。

新年のご挨拶方々、この場を借りて本年の所信表明をさせていただきます。

2011年11月の会社化10周年を期に宣言した三つの取り組みの方向性
~グローバルデータマネジメントへの対応、IntegratedValueの追求、データマネジメントの概念の普及・定着化~
に関しては、引き続き軸をまったくぶらせることなく、たゆまずにやり遂げる覚悟です。

それに加えて、特に今年、リアライズがチャレンジしたいひとつの大きなテーマについてお話ししたいと思います。

これまでエンタープライズ全体の情報という視点ではなく、部門ごとの個別業務プロセスの要求から構築されてきたシステムに登録・流通・蓄積されたデータが、企業・組織の変化対応力を低下させてしまっていることを私は様々な場面で何度も指摘してきました。

一見、マイナスの状態をゼロにするという『守り』の意味合いに映ってしまうことが残念とずっと感じておりまして、もう少しわかりやすい形でデータマネジメントのビジネス価値を実感できるようなプロジェクトが産み出していけないかと考えています。
「データマネジメントを強化することにより、例えば売上が上がる、エンドユーザの購入率が上がる」といった直接的な『攻め』の効果が測れるような事例をお客様とご一緒に創り出していけないか、と。

「データに間違いがあったら大変」というリスク面だけではなく、「データクオリティの向上によって商品自体への信頼感やブランド価値の増進、エンドユーザから買われやすくなる効果がある」と私は信じています。
現物を眺めて確認してから買えるリアル取引から、多様なデバイスを通じてEコマースで購入する利用者の層と幅が増えていくのは確実であり、「コスト」としてのデータマネジメントではなく、データマネジメントへの『攻め』の投資ができるかどうかが事業の成功・失敗を左右するような時代が来るはずだと確信しています。

こうしたパラダイムシフトにいち早く気付き、マーケティングや競争優位性の獲得のための投資としてデータマネジメントを実践する企業様たちと一緒に、成果を出していきたい。
そして「データを企業・組織の重要な資産としてその価値を高めることが大切」というフィロソフィーを共感・共有しながら、一つひとつ成功例を創り上げていきたいと考えております。

「わかりやすいデータマネジメントの事業価値を測定可能にすること」それはお客様との関係性あってのお話しであり、様々なコンディションが整ってはじめて実現できる困難なチャレンジですが、2013年のひとつの大切なテーマとして前向きに取り組んで参りたい所存です。

引き続き徹底的な執念と志をもって、さらに社員一丸となって、お客様と一緒にデータマネジメントの実践とビジネス価値の創出に向かって2013年も尽力して行きたいと決意しております。
それが結果的に、当社リアライズの事業を力強く成長させ、皆さまからより必要とされて、より頼りにされて、そしてより喜んでいただける存在になってまいりたいと願っております。

新年もどうぞ宜しくお願いいたします。

2013年1月4日
株式会社リアライズ
代表取締役社長
大西 浩史

 

 

 

※記載内容は執筆当時のものです。株式会社リアライズは2023年1月1日に株式会社NTTデータ バリュー・エンジニアに社名変更しました。

 

 

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