【リアライズ通信(201603)】

このコーナーは、リアライズ社長の大西が発信するブログです。最近の出来事や、今後のビジネスへの考えを綴っています。

 

データマネジメント2016~JDMCカンファレンスは大盛況でした!

 

 

2016年3月11日(金)、目黒雅叙園にて、年に一度のデータマネジメントの祭典-『データマネジメント2016~データ駆動こそがビジネスを創る~』が開催されました。

 

 

5年目を迎える今回も、前日の天気予報で雪の心配までされる中、また早朝から冷たい雨が降っていたのも拘わらず、約1,000名弱にも及ぶ多くの方々にご来場をいただきました。

年度末のご多忙のところお時間を工面してご参加くださったすべての皆さまに、心より御礼申し上げたい気持ちでいっぱいです。

 

 

朝8:30~は、JDMC会員企業の有識者による「データマネジメントの基礎や最新技術動向などをお伝えするアーリーバードセッション」。本質論や基礎から学びたいという聴講者向けに用意されたこのチュートリアルは、他とは異なるJDMCカンファレンスの「個性」となっているのではないかと考えます。

 

※私大西もアーリーバードセッションで、『データマネジメントの本質から探る、データがもたらす「光」と「影」』と題して、講演させていただきました。朝早くから聴講くださった皆さま、本当にありがとうございました。

 

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9:30~は、日本GE 熊谷社長による「Future of Work~次世代型製造業を目指すGEの挑戦~」と題した基調講演。

これまでの製造業の枠組みを超え、自らが保有する膨大なデータを駆使して、デジタル・ソリューションカンパニーに経営トップから率先して生まれ変わろうとしている姿についてご発表いただきました。

聴講されたITベンダーの方々は、大いに危機感を持たれたのではないでしょうか。

 

10:25~は、JDMCがデータマネジメントにおいて他の模範となる活動を実践している企業・団体等を表彰するデータマネジメント各賞の表彰式を執り行いました。

 

大賞にはセブン&アイ・ホールディングスのオムニチャネルの取り組みが選ばれ、特別賞:独立行政法人情報処理推進機構、データ統合賞:コメリグループ/ビット・エイ、村田機械、データクオリティ賞:楽天、データ基盤賞:IHI、メタ・データガバナンス賞:東京証券取引所、アナリティクス賞:イオンイーハート、リバイス合同会社、先端技術活用賞:日立製作所、という、蒼々たる受賞企業各社の推進責任者の方に表彰式へご臨席いただきました。

 

表彰式では、セブン&アイ・ホールディングスの最高情報責任者(CIO)鈴木康弘様からご挨拶があり、受賞のお喜びの声を語っていただけたのは、本当にうれしかったです。

 

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※早速、翔泳社さんにも記事で取り上げていただきました。

JDMCが「データマネジメント2016」でデータマネジメント大賞を発表(EnterpriseZine)

 

表彰式後にベンダー企業セッションが4トラック(インフォマティカ、ドーモ、テラデータ、SAP)、ユーザー企業の取り組み事例セッションが4トラック(ブリヂストン、ヤンマー、IPA、みずほ銀行)とつづき、さらに、お昼はスポンサーのランチセッションが同じく4トラック(リアライズ、日立製作所、ランドスケイプ、Tableau)開催されました。

まさにデータマネジメントの世界に広く深く触れることができる濃厚な時間は、JDMCのカンファレンスならではだと思います。

 

※弊社データマネジメント事業統括部 マネージャー 田畑より、『データ品質と費用の最適バランスを伝授~目的別にデータ品質改善プロセスを考える~』と題したランチセッション講演を実施させていただきました。こちらも多くの方々にご来場いただきまして、心より深く御礼申し上げます。

 

ランチセッション終了後の13:20~、「リクルートAI研究所が進める”データマネジメントの民主化”」と題して、Recruit Institute of Technology推進室長の石山洸様より午後の基調講演。

本邦初公開で、Googleの人工知能とデータマネジメントのトップ研究者であったアドバイザリーのビデオ出演があるなど、サプライズ演出があったり、「ここまで来ている、マシンラーニングの今」を肩ひじ張らずにご紹介くださいました。

 

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午後の基調講演後には、ベンダー企業セッションが4トラック(スマートインサイト、データ総研、インフォテリア、富士通)、ユーザー企業の取り組み事例セッションが4トラック(マクニカネットワークス、ダイハツ工業、ローソン、ガリバーインターナショナル)、引き続いて、ベンダー企業セッションが4トラック(東洋ビジネスエンジニアリング、Yellowfin、ネットアップ、Pivotal)、ユーザー企業の取り組み事例セッションが4トラック(KDDI、IHI、丸井グループ、トヨタIT開発センター)、17:40までたっぷり、データマネジメントが根底にあるIoTやオムニチャネルの取り組み実践事例が発表されました。

 

最後にカンファレンスの締め括りとして、17:50~の30分は「JDMC研究会からの活動成果発表会」を今年初のチャレンジとして行いました。

 

 

会場が満杯になって立ち見のセッションも多く出ており、目黒雅叙園はこの日1日中熱気に包まれていたのではないかと思います。

今年のカンファレンスの傾向を総括すると、これまでの過去数年間は「こういう計画を立てて、今後取り組んでいく構想である」「今、実践に取り組んでいることろだ」という計画中、進行中の発表が多くあったのですが、今回は「実際にやってみて、こういう成果があった、この辺のところが難しかった」といった形で、取り組みがより実践的であり、具体的なビジネスの結果につながっているという印象を強く受けました。

聴講者の皆さんも「勉強に来ました」という眠そうな目ではなく、「自社に持ち返っていかに実践していくか」という真剣な眼差しを感じました。

 

システムのライフサイクルより、ずっと長いライフサイクルを持つデータを、『使える状態』に維持・進化させていく営みがデータマネジメントであり、一朝一夕には社内や社会に根付かない本質的な課題を携えています。

だからこそ、弛まず、決して諦めず、こうした活動を継続させ、進化させ続けることがJDMCの使命である、そうした思いを改めて再認識いたしました。

 

今回ご来場いただいた皆さまの中で、まだJDMC会員でない方がいらっしゃるようであれば、是非ともご加入の検討を頂戴できますとうれしいです。

必要に応じて、団体概要や活動内容のご紹介にも喜んで伺いますので、お気軽に事務局までお問い合わせいただけますよう何とぞ宜しくお願いいたします。

 

最後に末筆となってしまいましたが、お忙しい中ご講演発表を快諾いただき、その準備にギリギリまで潜心くださったスピーカーの皆さま、ご協賛やご後援をくださった各組織・団体の皆さま、お忙しいお身体にもかかわらず執務の合間を縫って駆けつけて下さったデータマネジメント各賞の受賞者の皆さま、半年以上も前から講師のタッピング等にボランティアで奔走してくれたカンファレンス準備委員会の皆さま、毎年選定に思い悩むデータマネジメント各賞の評価に携わってくれた表彰部会の皆さま、年度末の業務繁忙時期に研究会発表プレゼンや告知資料を準備してくれた研究会リーダーの皆さま、そして、カンファレンス運営の裏方として支えて下さった事務局・関係者の皆さま、すべての方々のお力添えと後ろ盾があったからこそ、この大きな意味のあるカンファレンスを成功裏に完遂させることができました。

 

この場を借りて、心より御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

そして、この歩みを力強く進めていきましょう。データをビジネスのチカラにするために!

 

 

 

※記載内容は執筆当時のものです。株式会社リアライズは2023年1月1日に株式会社NTTデータ バリュー・エンジニアに社名変更しました。

 

 

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