【リアライズ通信(201308)】
このコーナーは、リアライズ社長の大西が発信するブログです。最近の出来事や、今後のビジネスへの考えを綴っています。
■リアライズ通信201308
うだるような暑さが少し収まり、朝と夜は秋の訪れが感じられる今日この頃です。
今週から二人の子ども(小4の息子、小2の娘)の夏休みが終わって、新学期が始まりました。
夏休みといっても、土日は息子の少年野球チームの公式戦が隙間なく入っており、家族で遠出することができませんでした。
私事の話題で恐縮ですが、息子たちのチームは地域の大会で優勝し、その上位大会の東京都の大会(低学年の部)でも優勝することができました。
今回は、いつもビジネス・事業の話で堅い話題ばかりなので、炎天下の中、毎週末ずっと一緒に過ごす彼らを間近で見ていて、企業における「人材育成」と通じるものがあると感じることが最近多かったため、そのことについて徒然なるままに書きたいと思います。
なぜチームが強くなるか?
- 良い監督・指導者がいる。
- 経験豊富なコーチ陣が適切な指導を行える。
- 子どもたちのチームワークが良い。
- 基礎体力のある、運動神経に長けた子どもが揃っている。
- 練習する環境が整っている。
- 真っ黒に汚れたユニフォームを洗濯し、お弁当を作ってくれる理解あるお母さん方がいる。。。。
挙げ出すとたくさんの大切な要素が出てきます。
私は野球の経験もなく、コーチをしているといってもスコアをつけたり、球拾いをしたりするくらいしかチームに貢献できていないズブの素人です。
その私が言うので、まるで根拠のない直感的な話なのですが、チームが強くなる一番の根幹は、「子どもたち本人の強くなりたい、試合に勝ちたいという意志」ではないかと感じています。
その意志があるからこそ、例えば、何かバッティングでうまくいかないところがあれば「どうしてなんだろう」、「どこが悪いんだろう」と思い、監督やコーチから「ここをこう直した方が良いよ」と言われると、素直にそれを改善しようとして試行錯誤することを通じて成長します。
「こうしたい」というWILLがないと、「なぜ上手くいかないのか」、「自分の悪い点を改善しなければ」という行動にもつながらず、監督・コーチに指示されたからと漫然といくら素振りをしても問題の除去にはつながらず、延いてはやる気を失ってしまうことになりかねません。
ビジネスパーソンの場合に当てはめると、「こうなりたい」と現状のギャップが課題として具体化すると、それを改善していく具体的なアクションに結実して行動につながるのと一緒だと思います。
こうした「強くなりたい」という個々人の意志による成長の積み重ねがチームの成長、強さにつながってくるのではないか、と感じます。
“にわとりと卵”の関係で、子どもたちの意志や、やる気を引き出す良き指導者がいるからこそ、ということも大きいと思います。
しかし、根源的には本人たちの強くなりたい、成長したいという意志がないと、真にチームが強くなり、全体として成長することにならないのではないかと感じます。
同じことが企業における人材育成にも当てはまるのではないでしょうか。
ただ漫然と日々、目の前の仕事をこなしているだけでは、自分の価値は上がっていかない。
自分の価値を上げ、いかにお客様に対して価値を高めていくことができるか。
自分の価値を高めることは、さらに、その先につながっている社会に対して貢献することと同義です。
それを常に考えて、行動しているビジネスパーソンとそうでないのとでは雲泥の差ができてしまうと実感します。
当社の社員と私自身への自戒を込めて。
昨日よりも今日、今日よりも明日、自分たちの価値を高めていく努力を怠ってはなりません。
最後には、またいつものとおりビジネスの話になってしまいましたが、炎天下の中、汗みずくになって子どもたちの笑顔と向き合っている瞬間に考えたことを、書かせていただいてしまいました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それではまた、来月のリアライズ通信でお会いできたらうれしいです。
【追伸】
過日、当社のプロジェクト事例としてプレスリリースさせていただいた政府情報システムを「データ化(見える化)」するプロジェクトについて、IT Leadersが記事を掲載してくださいました。
こうした取り組みが、一過性のものにさせることなく続くようにするために、また、自治体や独法といった行政機関全体に行き渡るようにするために、当社としても引き続き尽力・貢献していきたい所存です。
「日本政府が挑む「政府情報システムの棚卸し」プロジェクトの実際」IT Leaders
※記載内容は執筆当時のものです。株式会社リアライズは2023年1月1日に株式会社NTTデータ バリュー・エンジニアに社名変更しました。