新年のご挨拶:2018年、さらにデータマネジメントが重要になる

このコーナーは、リアライズ社長の大西が発信するブログです。最近の出来事や、今後のビジネスへの考えを綴っています。

 

新年、あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

もう20年近くも前からほぼ同じようなコトを発信し続けていますが、改めてこれから訪れる時代の展望をお伝えしたいと思います。

 

 

▼これまで企業が適切に取り扱ってこなかったデータとの戦いが本格化する

AIやIoT、デジタルマーケティング・・・ITの進化と浸透により、ネットだけでなくリアルの世界でもヒトやモノのあらゆる動きがデータで取得することができるようになりました。

こうした膨大な行動データを自社のビジネスや業務で有効に活用したい、さらには、それを自社の商品やサービスに組み込んで価値を高めていきたいと、経営者の方々が強い危機感を持つようになるのは自明の理です。

 

しかし、膨大な行動データが取得可能になり、「では、活用したい!」となったときに何が起こるか?

分析対象となる「顧客」や「商品」・「部品」等に関わる基軸データが社内の様々なシステムに散在し、「整合が取れていない」、「粒度が合わない」、「精度に難がある」、「同期が取れていない」、「どのシステムにどのデータが存在するのかすらわからない」といった現状に必ず直面します。

 

これまで無秩序に蓄積してきたデータと、活用のために向き合わざるを得ない企業・組織が圧倒的に増えるでしょう。

この状況は、製造業・流通業問わずあらゆる分野で、官公庁でも金融でも起こってくる現象です。

 

 

▼当社が求められるビジネスシーンがさらに拡大していく

昨年、これまで長年蓄積したシソーラスと名寄せのノウハウを学習させたAI法人データマッチングサービス~『Data-Master 01(データマスター・ゼロワン)』をリリースし、徐々に導入企業を増やしているところですが、それをキッカケにして「AIに食べさせる正解データをどう創り出せばよいか」といったご相談が寄せられるようになっています。

 

「AIを導入すれば何か良いことが起こるはずだ」といった短絡的な論調が多いのは残念な限りですが、「意味付けも整理もされていないデータを与えても、AIは何もしてくれない」という本質を訴え続け、一方で、「正解データをちゃんと学ばせたら、マシンはヒトの大いなる助けになる」という具体的メリットを生み出していきます。

きめの細かいヒトならではのデータマネジメントサービスを継続してきた当社の力が、こんなにも活きてくる時代はないと確信しています。

 

 

▼マシン&ヒューマンハイブリッドの新たな価値を提供していく

こうした期待にもっと力強く応えていくために、リアライズは『Data-Master』等のAIをコアエンジンとし、企業・組織が保有する無秩序な基軸データをAI+教師により活用可能化するサービスを複数立ち上げる予定です。

 

「誰が」「何を」といった基軸データの統合はもう待ったなしの状況であり、「データマネジメント」のカテゴリー・イノベーターとして、2018年も積極的なチャレンジを続けていきます。

 

 

本年もどうぞ、宜しくお願い申し上げます。

 

2018年1月1日

株式会社リアライズ

代表取締役社長  大西 浩史

 

 

 

※記載内容は執筆当時のものです。株式会社リアライズは2023年1月1日に株式会社NTTデータ バリュー・エンジニアに社名変更しました。

 

 

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