IT PROカンファレンスでの講演
このコーナーは、リアライズ社長の大西が発信するブログです。最近の出来事や、今後のビジネスへの考えを綴っています。
先週金曜日は、IT PROカンファレンスで「システム活用の最重要ポイント~MDM(マスタデータマネジメント)~」と題して講演を行わせていただきました。
150人は入れる会場での席がほぼいっぱいになり、後ろの予備席までお客様が入ってくださいました。
皆さま忙しいところにも関わらず、本当にありがとうございます。
たくさんの皆さんと、こうしてお会いするキッカケを得れただけでもこんなに有り難いことはありません。
ご来場いただいた皆さまに心から御礼申し上げます。
私も当社のシニアコンサルタントも自分たちなりには一生懸命しゃべったつもりですが、
どこまで話したかったことをお伝えできたのか・・・?
わかりやすかったか・・・?
何か少しでもお役に立てる情報提供ができたか・・・?
私は年間に月一回くらいのペースで、イベントでの登壇依頼やパートナー様からの要請を受けて講演をやらせていただいております。
それにしても、いつもながら「せっかく参加してくださった皆さまに対して少しでも何かを残せたのだろうか」が気になって仕方なくなります。
もう長年やっているので、その経験から「舞い上がってしゃべるべきことを忘れる」といった最悪の事態に陥ることはありませんが、毎回「もっとこうすべきだった」という改善点は必ず見えてきます。
きっと“一つ壁を越えれば、次のさらに高い壁が見えてくる”世界でしょうね。
悩みは尽きませんが、「次はもっともっと良くしよう」という思いだけはいつも忘れずに大切にしていきたいと思います。
なお、今回のセミナー講演についていえば、若干言い訳がましいことを申し上げますと、今回は元々45分枠でプレゼン準備していたのですが、主催者側との時間配分都合で40分に尺が短くなってしまいました・・・。
全般的に講演自体が非常に駆け足となってしまい、最後のまとめにほとんど時間が割けなかったことを申し訳なく思っています。
もっと各スライドでお伝えすべきことをコンパクトに絞り込んだり、冗長になりがちな部分は省いてご説明するようなアドリブも必要と、講演終了後に早速、当社のコンサルタントと反省会をしました。
さて御礼と反省の弁はこのくらいにさせていただいて、今回のIT Proカンファレンスでの講演で気付いたことを少し書きたいと思います。
私はこの3年間連続でIT Proなどの大きなカンファレンスで講演を行ってきました。
ユーザ事例は適宜入れ替えていますが、同じテーマ
-「データマネジメントの重要さ、大切さ」-
を一貫して訴えてきております。
そして、それが「システムを導入したら終わり」ではなく、「日々業務の結果発生するデータに対してクオリティを保つ地道な活動を続けていくこと」によってこそ、はじめてもたらされるものである、と。
2年前に比べたら1年前、1年前に比べたら今回の方がご来場いただける参加者の数が確実に増えています。
また、ご来場者も2年前は情報収集のために来られたITベンダー様やリクルート活動中の学生さんなどが多かった感触ですが、今回はユーザ企業の皆さまも相当来られているのではないかと感じました。
「MDM(Master Data Management)」というバズワードが昨今市場に出てきておりますが、そのずっと以前から10数年我々が首尾一貫してお伝えしようと努力しているテーマに対して皆さまの関心が高まってきている、そう実感できたことをとても嬉しく思っております。
私の夢としては、日本のCIO(Chief Information Officer)という役割・ミッションがITやシステムをどう導入するかだけでなく、その中の「血液」であるデータのマネジメントにもコミットメントするのが当たり前になる世界観を創り出していきたい。
これからも、こうした地道な活動を決して止めることなく続けていきたいと、思いを強くした次第です。
セミナー登壇の話題から随分と話が大きくなってしまいました(笑)
いつも堅苦しい話題に最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。
※これからアンケート結果等が集計され、主催者から情報がフィードバックされてきましたら、ご関心をもっていただいた皆様方にご挨拶に伺わせていただきたいと考えております。
その節は、セミナーだけではお伝えできなかった当社の具体的なデータ品質管理の方法論や標準体系等についても情報提供をさせていただきたく存じますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
※記載内容は執筆当時のものです。株式会社リアライズは2023年1月1日に株式会社NTTデータ バリュー・エンジニアに社名変更しました。