【リアライズ通信(201306)】

このコーナーは、リアライズ社長の大西が発信するブログです。最近の出来事や、今後のビジネスへの考えを綴っています。

 

■リアライズ通信201306

 

早いもので2013年度も第1四半期が終わろうとしています。

6月は、定時株主総会などの恒例イベントが多い季節柄ですが、今年度も様々なビジネス上での動きがありました。

今回は、簡単にそのトピックをご報告させていただきます。

 

 

●当社第12期株主総会が無事終了いたしました。

 

社内ベンチャーでの立ち上げから数えるともう16年の歳月が経ち、会社設立から数えて12期目を迎えました。

昨年度は会社設立以降最高の売上高となったこともあり、成長の軌道に乗っている当社事業に対して株主の皆さま方から数々のお喜びの声を頂戴できたのがうれしかったのと同時に、さらなる事業成長に寄せるご期待をひしひしと痛感しました。

 

「データマネジメントのカテゴリー・イノベーターへの挑戦」というビジョンの元、中期経営計画1年目をスタートさせた私自身にとっても、まったくもって今の業績や業容に満足している訳ではありません。

ともすると、過去の小さな成功体験に縛られたり、自分たちの価値を上げるための努力を怠りがちになるのですが、常に新たな顧客視点やビジネス観点を貪欲に取り込みながら、それを厳に戒めていきたいと考えております。

 

マルチデバイス化により様々なリアル含むチャネルからのビッグデータをクラウドで扱えるようになったこの時代に、お客様のデータの価値を高めて、ビジネスを駆動・活性化させていくことに対して、より一層の貢献をしていきたいと決意しております。

 

同時に、日本データマネジメント・コンソーシアム[JDMC]DAMA日本支部]での活動を通じて、日本におけるデータマネジメントの普及・定着化促進にも引き続き尽力してまいりたい所存です。

 

 

●JDMCの今年度研究会テーマが決定し、いよいよ8つの研究会が始動しました。

 

今年度の研究会は、昨年度のテーマを引き継ぎつつ、深掘りしていく形となります。

各研究会とも大体20名の参加メンバーが集まり、多いところは40名を超えるエントリーがあって、大盛況です。

各研究会とも、早いところは6月から順次会合が開催され始めており、今年度も熱い議論と情報交換が行われるのではないか、とワクワクしております。

 

【勉強会】

テーマ1: 企業におけるソーシャルデータ活用研究

テーマ2: 最新技術の研究と適用事例の考察

テーマ3: 海外先進事例に学ぶ行政データマネジメント研究

 

【ケース研究】

テーマ4: MDMの価値と進め方研究

テーマ5:今こそ見直そう、データ(見える化)経営のあり方

テーマ6: 顧客行動分析による新たなマーケティングアプローチとは

 

【ワーキンググループ】

テーマ7: 情報活用成熟度モデル研究とデータマネジメント実態調査

テーマ8: データマネジメントの基礎概念定義と価値理解(基礎/価値)

 

※詳細は、

http://japan-dmc.org/?page_id=1274

をご覧ください。

 

私は、一昨年より引き続き、「テーマ8: データマネジメントの基礎概念定義と価値理解(基礎/価値)」のリーダーを務めさせていただきます。

昨年度は『データマネジメント基礎概説書(JDMC版)』、二つのデータマネジメントへの取り組みのケーススタディ-『「始まりは品目検索へのクレームだった」~現場からデータマネジメントを立ち上げるには~』『顧客満足度向上のための業務横断データ活用』を、参加メンバーの皆さんの多大なる尽力によりJDMC会員に対して公開することができました。

 

今年度は、これらをさらにブラッシュアップ(進化)させ、実際にユーザ企業に使っていただくための普及活動を行っていくとともに、企業経営者がデータマネジメント、つまりデータの価値を向上させ、ビジネスに活用していくことの重要さに対していち早く気付き、関心・共感をもっていただくための何がしかのアウトプットを創り出していきたいと考えております。

現在、7月4日の夕刻に予定されている今年度第1回目の会合の準備のため、鋭意活動の進め方や目指すべきアウトプットのイメージ案づくりに勤しんでおります。

 

昨年度と同様に、参加するメンバーにとってチャレンジングであり、でも、汗をかいたり、喧々諤々議論するプロセス自体が参加者にとって有益になるような活動にしていきたいと考えております。

 

また、JDMC運営委員長として、それぞれの研究会が積極的な活動を行っていただけるよう、なるべくリーダーの負担を軽減したり、各活動が有機的に連携できるような環境づくりにも引き続き取り組んでまいりたい所存です。

 

 

●色々とチャレンジしています!

 

この第1四半期は、ご紹介はまだできませんが、本当に様々な新しい取り組みにチャレンジしてきました。

ビジネスに役立つデータをお客様にお届けしていくために、当社が単体として提供している一気通貫のデータマネジメントサービス(現状データ資産のアセスメントやあるべきデータ状態を導出するためのコンサルティングサービス、データ設計・統合・移行サービス、データ運用アウトソーシングサービス)だけではなく、広い視野でパートナーリングやアライアンスを実施していきたいと考えております。

 

データマネジメントがベースとして組み込まれた新たなサービスをご提供することにより、お客様のビジネスによりお役に立つことができる存在になっていきたいと願い、複数の企画プロジェクトを超同時並行で進めています。

それらを早く皆さまにお届けできるように、アクセルをもっと踏み込んでスピードを上げていきたいと思っております。

 

 

●10年来のお客様が・・・

 

ちょうど株主総会が終わった異動の時期であり、先日、社内ベンチャー時代からお付き合いのある関西のお客様が、遠方より異動のご挨拶にお越しくださいました。

”新しい会社に配属が変わっても、これからもまた一緒にビジネスをやりましょうね”という有り難いお言葉を頂戴し、「ビジネスは、人と人との”ご縁”で出来上がっている」という当たり前の事実を改めて実感しました。

 

実際に、あらゆるビジネスとITが一体化していく中で、それをつなぐ存在がデータであることは間違いなく、この事業を私がやっている以上は、きっとこのお客様とまた別のフィールドでビジネスのお手伝いができるのではないかと、直感的に楽しいイメージが湧いてきました。

本当にこれまでありがとうございました、と心からお伝えしたいと思います。

 

さて、取り留めのない長文に最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

また来月も、宜しくお願いいたします。

 

 

 

※記載内容は執筆当時のものです。株式会社リアライズは2023年1月1日に株式会社NTTデータ バリュー・エンジニアに社名変更しました。

 

 

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