新サービスの記者発表会を行いました(2016年10月19日)
このコーナーは、リアライズ社長の大西が発信するブログです。最近の出来事や、今後のビジネスへの考えを綴っています。
皆さん、大変ご無沙汰しまして申し訳ございません。
本ブログを書くのも、3月から約半年ぶりになります。
思いっきり言い訳になってしまいますが、
その間ずっと寝る間も惜しんで新サービスの立ち上げに奔走していました。
その新サービスは、AI技術とデータマネジメントを融合させた新しい概念を世の中に生み出すものです。
本日AI技術支援を受けて共同開発したNTTデータ技術開発本部との記者発表会を行いました。
※ちなみに、本日10月19日は当社株式会社リアライズの設立15周年記念日でした!
では、どんな新サービスを発表したのか・・・
顧客リストのAIマッチング&クリーニングサービス-『Data-Master(データ・マスター)』です。
企業で管理している顧客リストといえば…
●郵送DM用リスト ●FAX-DM用リスト
●メール配信リスト(メルマガ会員リスト)
●販売管理システムの顧客リスト
●SFA/CRMの顧客リスト …等
活用目的別や部門別、場合によっては担当者別でバラバラに管理されているケースがほとんどです。
リストを統合しようにも、コード体系が異なっていたり、
表記ユレや略称表記等で、法人顧客を一意に特定することができません。
そのため、
「昨年1年間行ったイベントの来場者で商談まで結びついた企業は何社あって、どういう顔ぶれなのか?
結果的に、商談から受注まで結びついたのか?」
といった極めて基本的な情報を正しく把握することができません。
“お客様の法人”を一意に識別できないと、
今急速に普及しているマーケティング・オートメーションツールも有効に機能しませんし、
注目されるキーワード-ABM(Account Based Marketing)なども”夢のまた夢”です。
しかしながら、バラバラな顧客リストを統合するには属人的な照合作業がどうしても必要になるため、
企業内でなかなか進んでいないのがこれまでの現状でした。
この課題を解決するのが『Data-Master』です。
NTTデータのAI技術と、リアライズの長年独自に蓄積したシソーラス、AIに対して教師(正解)データを与えるデータマネジメントのノウハウを結集し、1つひとつ人が目で見るようなマッチング&クリーニングデータ処理を、高速かつ自動的に行うことできることを最大の強みにしています。
※NTTデータとリアライズが行った検証結果では、平均で8割以上、場合によっては9割以上のマッチング率を出すことができています。
私は「紺屋の白袴(=自社グループの中でも使われないような商品を売ること)」がとにかく嫌いなため、まずは本日トライアル開始からNTTデータグループ主要企業への導入を進め、しっかりと効果の検証や運用の定着化、リーズナブルな料金体系の検討などを進めていきます。
※既に3社のグループ企業がトライアル導入を決定しています。
その上で、1月以降に改めて正式なサービス開始ならびにパートナーリング政策などの詳細について、皆さまにお伝えしていきたいと考えております。
また、今回発表したAIマッチング&クリーニングサービス-「Data-Master 01(ゼロワン)」以降、「02(ゼロツー)」「03(ゼロスリー)」などの付加価値サービスを順次追加し、さらにシステム間での自動連携APIの追加などを進めて参りたいと考えています。
自分自身もワクワクしていて、書きたいことが山のようにあるのですが、長くなってしまいますので一旦このくらいにして、
詳細はプレスリリースをご覧いただけたらうれしいです。
「Data-Master」トライアル運用を開始(リアライズプレスリリース)
私たちはこの「Data-Master」を通じて、日本のBtoBマーケティングを盛り上げていきたい、データを活用する“価値”や“楽しさ”を、より多くのお客様に実感してほしい、そう心より願っています。
今回設立15周年記念日に晴れて新サービス発表が成就しましたことをご報告するとともに、リアライズの「Data-Master」を応援していただけますよう、今後とも宜しくお願い申し上げます。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
※記載内容は執筆当時のものです。株式会社リアライズは2023年1月1日に株式会社NTTデータ バリュー・エンジニアに社名変更しました。